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古今東西、事業に対する思い入れは同じ~長屋勝彦~

2015/11/09
長屋 勝彦

  アベノミックの成長戦略により国等の創業支援に対する施策として創業塾が全国の自治体での開講されている。松戸市でも18時~21時を利用した創業塾が8日にわたって10月23日から開講され、創業の心構え、創業手続き、マーケティング、事業計画の作成について講師を行っている。

 現在は3日目が過ぎ、創業の心構え、手続き、マーケティングについて話したが、この中では、初日の創業の心構えが印象深かった。開講に当って創業に対する思い入れ、創業を通し、何をしたいかを受講者全員の方にスピーチしてもらった。その後、これまでの振返りにより強み、課題、創業に対する行為(Will、Must、Can)について話し合った。今回の研修形式をアイランド形式としたことにもよるが活発な話し合いができ、活気があった。

 顧問先でも、各階層(若手社員、中堅社員、リーダー)に分けて仕事に対する取り組み方について社員教育の一環として、将来を見通すビジョンとその実現に向かうための心構えについてアンドリューカーネギーの「思考は現実化する」の教材を用い講義している。

 毎朝8時からの朝ドラ見ているが、10月に始まった「あさがきた」でも東京から訪ねてきた三井高景に商売の極意はというあさの質問に、「先のことを考え、それをやり通す気があるかである」、「京都でも汽車が走る、石炭は使われる」というセリフがある。又、姉夫婦の借金の依頼に対し、「返すあてがあるか」といわれ返答に窮する場面がある。

 表現の違いはあるが、仕事に対するビジョンはあるか、そのビジョンを実現させようとする意志を持っているか、策はあるのかということである。環境対応のための戦略策定と接客的心構え(Positive Mental Attitude)による戦略の実行は今日の経営にもつながる。

 テレビを見てこのセリフを今月は顧問先で話そうと思う。又、仕事では、思い入れとして人を動かすビジョンが必要と考えた。そのようなビジョンを持ち進みたいものであるとも思った。

 ちなみに、今回の創業塾の受講者は60名である。この中の一人でも創業で花を咲かせて欲しいと願うこの頃である。
長屋 勝彦

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