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~中小企業のネット販売に想う~長屋 勝彦

2019/04/09
長屋 勝彦

  一般に中小企業はITリテラシーも低く、テレビ広告などにより認知度を上げるための資金も乏しい。その上、販売促進活動を行う人材にも恵まれない。

 しかし、自社で開発した商品を販売していくにはインターネット販売は中小企業にとっても今後は不可欠でありその活用を模索していく必要がある。

 ここのような状況下、知り合いの中小企業の社長にインターネット販売のみで年数億円の売上を稼いでいる中小企業経営者の方の話をすると、その企業(仮にA社)のネット販売に関する話を聞かせて欲しい旨の依頼があった。

 そこで、A社社長にネット販売の仕組みの構築について依頼企業(仮にB社)の社長を紹介し、A社社長の話を聞きアドバイスをお願いした。

 現在、A社は楽天、グーグル等にネット広告を行うと共に自社のHPでもネット販売システムを立ち上げている。

 A社長からネット広告での商品の特徴の見せ方、最初にクリックしネット広告にアクセスしクライアントに対する購買までの誘導の仕方、A社のネット販売に対する姿勢(方針)などの話を聞き、ネット販売を行うにあたってのアドバイスをもらった。

 A社は専門のコンサルタントを活用しながら楽天市場等への出店の他、全国紙、専門誌等への広告を打つだけの資金力があるが、資金力に制約のある中小企業にとっては一定の売上げをあげるには中小企業関連の施策を活用するにせよその道のりは遠い。

 資金力の十分でない中小企業はネット販売に要するコストを人を雇用する経費(人件費)と考え、社長自らも販売ノウハウの習得に努めると共に競合他社と比較した卓越したメリットをあげるための商品力の向上が必須であると感じた。

以上

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