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創造性開発の旅~熊野古道を歩いて~ 【長屋勝彦】

2012/08/13
長屋 勝彦

現在も熊野古道歩きは人気がある。「熊野古道を歩いてきます」と得意先の会社の女性の方に言うと、「うらやましいですね、私も一度は入ってみたいと思います」という答えが返ってきた。

 

今年の大河ドラマは「平清盛」であるが、しばしばそのテレビ画面に熊野古道が映し出される。その影響を受けたわけではないが休暇をとり熊野古道をあるいた。道順は紀伊田辺に一泊し、バスで子広王子まで行き、7時40分、そこから熊野古道に入り発神王子を経て、熊野大社までの約20kmを歩いた。子広王子から発神王子まで3つの峠を超えるという厳しいウオーキングであった。幸い、山歩きの経験者であるFさんに同道いただきいろいろなアドバイスを受け、所要時間9時間を要したが、無事走破することができた。

 

ウオーキング途中、三越峠を歩いて時に出会った方(林業に携わっている方)と発神王子で再会した。その時、その方は車を運転されておられ、「熊野大社まで乗っていかないか」と同乗を進められたが、初志貫徹というか、大社まで歩ききりたいという思いが先にたち、丁重にお断りをした。歩き終わり、熊野大社から勝浦までタクシーをチャーターし浦島というホテルに着いた時は午後の7時30分頃であった。

 

かなりの疲労を予想したが、足にできたまめがつぶれる程度で、2日後の現在は足の筋肉痛もとれ、正常通りにジョギングできる状態である。これも、Fさんのアドバイスとして杖を持参したことによるものである。

 

2泊3日の旅であったが、今回の成果は、貴族の行く道筋に従って、かねてからの念願であった子広王子からではあるが熊野大社までを歩ききったことの他、旅行中懸案となっていた問題解決のための二つのアイデアだしをすることができたことである。

 

一つ目は、昇任昇格試験の問題のうち悩んでいた項目に対する問題作成ができ、携帯で一緒に作成に当たっている仲間に連絡できたこと、二つ目は某自治体に対するプレゼン資料の一つとしてこれも悩んでいたカリキュラム作成のための重要なヒントを思いついたことである。前者は1週間前から悩んでいた問題であり直ちに解決したが、後者は今年初めから考えていた問題で、現在草稿中であるが、作成したプレゼン資料により受注できれば、まさに熊野大社のご利益ということである。

 

顧問先の会社に、「念ずれば花開く」という言葉が額に掲載されている。

一つのことを実現したいということを強く思い続ければ必ずその思いは実現する、実現するための解決策が浮かぶということを、今回の旅により経験した。

 

ある脚本家は、一つのテーマを持ち船の長旅をするという話を聞く。自身もそのような機会があれば、あるいは機会を作り旅に出てみたいと思った。

以上

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