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人生何時もワークライフバランス 【長屋勝彦】

2012/07/09
長屋 勝彦

ある地方自治体の研究担当者の方と研修テーマについて話をした。

 

「何かめあたらしいテーマはありませんか」という質問に対して、「ワークライフバランスというテーマを考えたことはありますか」と答えた。「考えたことはありませんが、具体的にはどのような内容をイメージされていますか」と聞かれた。これに対し、「ワークは仕事、ライフは暮らしという意味です。新入職員の時、管理監督者の時、再任用の時における働き方ということかと思いますが、私は、その意味で再任用研修は行ったことがあります」と答えた。

 

帰宅後、インターネット等でワークライフバランスについて調べた。「ワークライフバランス」とは、文字通り「仕事と暮らし」を調和させることであり、ライフ(暮らし)で得た経験・知識・人脈をワーク(仕事)に活かし仕事では能率を上げるとともに、私生活でも生き生きとした生活をするという意味である。

 

後日、知人のコンサルタントに「ライフワークバランス研修」について聞いた。

その結果、ライフについては脳内のセロトニンを増やし心と体を豊かにすることにより充実した生活を送るという観点、ワークについては心身とも充実した状態で改善改革に取り組むという観点からのプログラムを紹介された。講師は産業医の方であり医学的見地から暮らし方の視点からの素晴らしいプログラムである。

 

ちなみに、前述の再任用研修プログラムはライフについてはモラルの維持・向上、ワークについては職場の改善というプログラムである。

 

「人はパンのみにて生きるにあらず」と新約聖書にある、マズローの欲求5段階説の自己実現を果たした後の欲求は何であろうか、人生のホームストレッチにかかった人の「ワークライフバランス」は何かといったことがふと頭をよぎった。