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人は低く限界を作るものかな!? 【岩本 亨】

2012/07/02
岩本 亨

こんな話を聞いたことがある。確かな実験の結果なのか、作り話なのかを私は知らないが・・・。

蚤(ノミ)を空のガラスケースに入れ、ガラスで蓋(フタ)をする。入れた当初は、蚤は跳ね回るが、蓋に衝突を繰り返し、外には出られない。そのまま数日置いた後、蓋を外す。蚤は、もう上に向かっては跳ねない。「どうせ跳ねても、衝突するだけで、外には出れやしない」と思っているようだ。

先日ある地方の居酒屋で、隣り合わせたサラリーマンと世間話をしていた。彼は36歳にして独身だという。「結婚が嫌なのか?」「彼女はいないのか?」と聞いた。「結婚が嫌なわけではないし、彼女もいる」という。「では、なぜ?」。

彼は、「自分の自由になるお金が月々10万円くらいは欲しい。今の給料では、それを確保するのがギリギリ。結婚したら、10万円なんて自由に使えなくなる。だから、独身でイイんだ」と言った。

「給料を増やしたら?」と言ってみた。

彼:「そんなこと無理!」

私:「何で?」

彼:「今の会社は小さくて、これ以上はもらえないから」

私:「じゃあ、あなたの力で会社を大きくすれば?」

彼:「そんなこと考えたこともない」

私:「考えてやってみれば?」

彼:「・・・」

こんなやり取りをしていて、彼は「ガラスの蓋」を作ってしまっているのだと思った。

よくある話のような気もする。人は勝手に限界を設定して諦めてしまう。もったいないことだ。私自身もそうだと気付くことがある。

研修講師をしている際に、「努力をし続けることが大切!」「できるまでやり続ければ失敗しない」などとお話しすることがある。

先日の居酒屋の話を思い出し、改めて「自分はできているのか?」「勝手に蓋をしていないか?」と自問し、折に触れチェックしようと思った。