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「従業員を育て、やる気を引き出す方法」セミナーで 【岩本 亨】

2014/03/02
岩本 亨

先日、とある県の酒販卸組合の2時間の勉強会に講師として呼んでいただいた。テーマは「従業員を育て、やる気を引き出す方法」。事前情報では参加者は20名ほどで、経営者、役員、管理職とのこと。トップマネジメントとミドルマネジメントが混在している。

最低限は取り上げるにしても、モチベーション理論やリーダーシップ論、組織論等々の概論をお話ししても、「へーそうなんだ・・・」で終わってしまう。かといってケーススタディに取り組む時間はない。「明日から仕事で使ってもらえるような機会」にしたいと考えて内容を検討した。

会社員として働いている妻に意見を聞いたり、私自身が今まで仕事してて、最もやる気になったのはいつだったかな?と思い起こしたりもした。タイムリーに出版された、稲盛和夫氏の書籍「従業員をやる気にさせる7つのカギ」も読んでみた。

そして今回の勉強会でお伝えするメッセージを決めた。それは「自分がやる気になったきっかけを、部下にも与えてみましょうよ」と「知っていることでも実践しなくちゃ意味ないですよね」ということ。つまり「きちんと褒める(評価する)こと」と「部下とよくコミュニケーションをとって、認めてあげつつ導くこと」。

それぞれの体験と知識をおさらいして、それを実際に仕事で活かしていたかどうかを振り返ってもらい、明日から活かせるよう考えてもらうことにした。

2時間はあっという間に過ぎ、手ごたえは感じられた。主催者側責任者より「岩本先生の研修は、ユニークなアプローチで、良いですね」というコメントもいただいた。お聞き下さった方々の仕事で、少しでもお役に立てばと思っている。