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高野山を歩いて 【長屋勝彦】

2014/05/13
長屋 勝彦

 中小企業診断士の仕事を始めて17年経過するが、初めて5月の連休を利用して3泊4日の日程で関西に出かけた。どこに行くか迷ったが、多くの有名な武将の墓地がある高野山に行き、宿坊に泊り、トレッキング-をすることとした。

 高野山のトレッキングコースは、女人堂から奥の院前に至る6.6㎞の高野山女人堂コース、奥の院前から一ノ端に至る9.3㎞の高野三山コース、九度山から高野山大門に至る22㎞の高野山石道コースがあるが、今回は時間的制約から、3のコースのうち最も距離の短い高野山女人コースを歩いた。

 山道は予想したほど険しくはなく、なだらかで歩きやすく満開の石楠花、高野槇に見とれながら、木漏れ日の山道を歩くことができ、心が癒された。途中で何人かの人と出会ったが年配の方(自分も年配であるが)もおられ、軽装でハイキングを楽しんでおられるようであった。

 もう一つの目的である、金剛峰寺をはじめとした寺院巡りは素晴らしいとは思ったが深い感動を覚えることはなかった。武将の墓にしてもそれぞれの武将を彷彿させるものではなかった。

 自宅に戻って家内から、「今回の旅行は楽しそうでなかったようですね」といわれた。
 昨年の熊野古道トレッキングは険しい山道を歩き切ったという満足感、達成感があったが、今回の旅行は、武将の墓についての感動もなく、トレッキングも楽なものであり得るものがなかったということであるように思う。しかし、宿坊で阿字観(瞑想)できたことは良かったのかと思う。

 昨年の大雲取り、小雲取りコースと異なった、別の十津川コースにより来年は熊野古道を歩きたい。歩く中で、坐禅でいう無になり、宿坊で行った阿字観でいう宇宙と一体化した自分になり、今の仕事を見てみたい。

                                                                                                         以上

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