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小説家山崎豊子さんをしのんで 【長屋勝彦】

2013/10/14
長屋 勝彦
9月30日小説家山崎豊子さんが亡くなられた。彼女の小説のファンではないがテレビでは華麗なる一族、運命の人を見た。「華麗なる一族」で万俵大介役を演じた北大路欣也、「運命の人」で弓成 亮太役を演じた本木雅弘の好演技もあったが、徹底した取材と綿密な脚本構成、圧倒的な筆力によりダイナミックに展開されるドラマに釘付けとなった。
山崎作品は巨大な社会の権力構造の中に埋没せずその矛盾、不正に立ち向かう社会派ドラマで、その作品を通して読者に訴える真情が読者や視聴者の心をわしづかみにするとともに、社会に大きな問題を提供し社会構造改革の発端となった。
翻って、自分自身の生き方はどうか。他人の行動に対してみてみぬふりをすることはないのか。中小企業のコンサルタントを生業とする自分としてクライアントにどのように接しているのか、自分自身の立場をかばうためにアドバイスを躊躇することはないか。常にあるべき姿をめざし行動しているのかといった日頃の行動に対する自分自身への問いかけが頭をよぎった。
こういった問題に対し、相手に対しアドバイスすることが面倒になることもあるが、気を取り直し常に飽きずに相手とのコミュニケーションによるコメントを心掛けている。
要は、基準とか公準といったものを尊重し、軸がぶれないような、後で悔いを残すことのないような生き方をしたいと願っている。
その意味で、NHK大河ドラマ八重の桜には共感を覚える。主人公のいう、ならぬものはならぬ、である。そのような生き方で余生を過ごしたいと願っている。本音で話し合う態度でクライアントと対峙すると思わぬ展開となることがある。どのようなことになっても後悔しないで、自分の信条に恥じない行動を今後もとって行きたい。
どのような職業についてもいえるが、コンサルタントとしての使命は何か、自分に何ができるか、何をしなければならないか常に考え行動しなければならない。今月下旬、鶴見の総持寺でクライアントの方6名と1泊2日の予定で参禅する。どのような体験ができるか楽しみである。
以上
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