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 今年の行動指針~ブレークスルー~長屋 勝彦

2020/01/08
長屋 勝彦

 今年はブレークスルーという言葉で年賀状を出した。
 ブレークスルーという言葉を初めて聞いたのは呉羽化学工業(今のクレハ)の当時の上司である企画本部長の専務から半世紀前に聞いた言葉である。

 専務は、実験に基づく機能的思考を重んじる化学系タイプ(必ずしもそうではないが)の人間ではなく、物事を論理的に思考するタイプで仕事の目的を定義しその目的をどのように実現させるのかという演繹的思考に基づいて仕事をする経営者であった。

 24年前同社を退社し、中小企業診断士として企業診断に当っている現在もこの言葉(ブレークスルー)を薫陶として受け止め中小企業の事業計画策定から現場で発生している身近な問題解決に至る迄の支援・指導に当っている。

 大企業でもそうであるが特に中小企業では社長とか上司のいう事には逆らえないという気風が散見される。会社が決めたことであるからとか社長がおっしゃるから仕方がないということを言い訳として業務改善・改革を放棄している企業が多い。

 このような中小企業の経営者、社員に対し物事に対する道理(原理原則)と客観的事実である現状を直視し丁寧にブレークスルーのための対話を心がけている。

 景気・不景気の狭間で生きる中小企業にとってオリンピック後の経営環境は厳しいものがある。この様な環境下において中小企業が持続可能な成長を遂げるためのあるべき姿としてのビジョンを設定し、設定したビジョン実現支援のため、自分自身も更なる自己研鑽による自己革新-ブレークスルー-に向かって行動していきたい。

 その意味でもチャレンジ精神を発揮し敢えて火中の栗を拾う気持ちで今年も行動していきたい。
以上

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