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我が人生 ~長屋勝彦~

2018/01/08
長屋 勝彦

 古代インドでは人生を学生期(~25歳)、家住期(25歳~50歳)、林住期(50歳~75歳)、遊行期(75歳~)の四つに区分しそれぞれに応じた生き方を示している。

 中国では人生を四季に例え青春(16歳~30歳前半)、朱夏(30歳前半~50歳前半)、白秋(50歳前半~60歳前半)、玄冬(60歳前半以降)と季節ごとに色をつけている。

 最近読んだ五木寛之氏の「百歳人生を生きるヒント」では人生を登山に例え、40歳代までを登山、50歳以降を下山とし50歳代、60歳代、70歳代、80歳代の生き方(下山の仕方)について説いている。

 ちなみに、50歳代は立ち止まって決断する時期、60歳代は決断を実行に移す時期、70歳代はその成果を楽しむ時期、80歳代以降は自分ファーストに生きる時期、としている。

 五木寛之氏の著書にあるように、2007年に生まれた人の平均余命は107歳であり、同氏の年齢の84歳でも100歳まで生きる確率は3%である。このことからも、同氏の説には納得性がある。

 例えば、40歳代までは自分の将来の目標、50歳代は決断する条件というように、年齢に関係なくすべての人はこれからの自分の人生を考えることは意味がある。

 翻って、自分自身を振り返ると、定年(当時60歳)2年前に仕事を長く続けていきたいと思い中小企業診断士の資格を取得し勤めていた会社を辞めたのは良かったと思う。勿論、会社在籍時代に培った知識、キャリヤ、人脈が活用できたことは言うを待たない。

 退社の翌年、おぼろげながらも将来ビジョンを描き中小企業診断士として独立した。その後、幸い60歳代、70歳代と諸先輩のお蔭により自分自身のデザインした生活を送ることができた。これからは自分ファーストということであるが、これまで通り中小企業支援、若い人材の育成に努めていきたい。但し、報酬をお布施と考え、自分自身を高めることにも時を費やしていきたい。
以上