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一分間を意識する 吉田健司

2017/10/23
吉田 健司

一分間で話せる文字の量は300字から400字といわれている。また、一分間に標準的なスピードで話した時の文字量は270字から300字といわれている。しかしながら、私の場合はもっとゆっくり話す癖があるので、250字以下である。
以前参加していた中小企業診断士の仲間との研究会では、一分間の文字量を意識しながら三分間スピーチのトレーニングを行ったが、話すスピードを標準に近づけるという意味ではまだまだである。
その当時、齋藤孝教授の著書「1分で大切なことを伝える技術」を読んで学んだことがある。
同書では、三分間スピーチより一分間で話すトレーニングを勧めている。齋藤孝教授は三分間だと一分間で話せる中身を三倍に薄めているのではと指摘する。私はなるほどと新鮮な刺激を受けた。この指摘は、「一分間で話せる中身」をコミュニケーション以外の別に言葉におきかえることができると思ったからである。
例えば、
一分間でできる意思決定を三倍に薄めていませんか、
一時間でできる会議を三倍に薄めていませんか、
一日でできる仕事を三倍に薄めていませんか、
などである。
同じ時間でも、その時間の密度は人によって異なる。齋藤孝教授は、「密度感覚」という言葉を使ってそれを説明しているが、働き方改革を考えるうえでも重要な示唆をいただいているように、私は思っている。
同様の示唆を、「カイゼン」で著名な山田日登志氏からいただいている。山田氏の言葉の中にある「稼働時間8時間は2万8800秒と覚えればサイクルタイムがすぐ分かる」というフレーズである(出典:日経トップリーダー2013.1)。私は、この秒単位で考える基本がとても好きである。

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