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「リスクマネジメント」について 【遠藤弘之】

2011/11/21
遠藤 弘之

最近、某社で「リスクマネジメント(主に、人に起因するリスクに対し)」の話をする機会を持った。

終了後、組織のトップの方から、「自分の言いたいことを話してくれた」とお礼を言われ、自分の思いが少しは伝わったのかなとほっとした経験をした。

 

特に、“自然災害によるリスク”は社員らも分りやすく、ある程度の心構えができている場合が多いように思われる。

が、“人に起因するリスク”は些細なことも含めると、日常的にかなり存在する場合が多い。 が、なかなか顕在化してこないために、気づいた時には、社会的な信頼を失う事態となる場合も少なくない。

 

この問題の要因として、社員の目的意識・志などが低い、企業風土からの問題、ルールを守る意識の低さ、自立心の低さなど、数多く挙げられる。

 

そんな中で、「人に起因するリスクマネジメント」における基本的な対応策は、「プロ意識。 言い換えれば、全社員が、組織トップの意識・思いを持って、日常の業務にたずさわっていくようにすること」という状態に、如何に持っていくかが重要という自分の思いを、少しでも伝えられたのかと感じている。

 

ただ、それでも、人に起因するリスクは、減らせるだろうが、ゼロにはならないであろうとも思いもあり、考えさせられるところもある。