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私なりの「自己啓発」・・・  吉田健司

2018/04/22
吉田 健司

以前のコラムに書いたが、厚生労働省「能力開発基本調査」の用語解説では、自己啓発とは、労働者が職業生活を継続するために行う、職業に関する能力を自発的に開発し、向上させるための活動をいい、 職業に関係ない趣味、娯楽、スポーツ健康増進等のためのものは含まないとされている。
今回は、この自己啓発について考えてみたい。

まず、インターネットの情報等を参考に自己啓発の要素を次の3つに整理した。
①自発的:自らの意志による
②自己実現:能力開発・向上、知識向上、技能向上、精神面の成長
③継続実践:学習、訓練、体験、経験
そして、上記の整理から、自己啓発について私なりに次の通り定義した。
「自己啓発とは、自らの意志により、能力開発・向上、知識向上、技能向上、精神面の成長などを目標として、学習、訓練、体験、経験などを継続して積み重ねていくことである。」

次に、自己啓発を考える際に役立つ言葉を能力開発100の方法(鎌田勝著知的生き方文庫三笠書房)よりいくつか紹介する。
・人間の能力は本来無限大と言ってよく、自己啓発の努力次第で、どこまでも伸びることは可能である。
・カラを破って成長することが自己啓発の本質なのである。
・ただ頑張るというのではなく、興味を持ち、面白くなるようでなければ、自己啓発は深まらない。

自己啓発は自分自身のためであるが、能力開発基本調査(厚生労働省)の結果では、自己啓発における問題点として「仕事が忙しくて自己啓発の余裕のない」が約6割を占めている。
時間を上手に使う方法を学ぶことの大切さを強く思う今日この頃である。

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